wakuzoのブログ

ブログというより過去の思い出日記

寝れないから任天堂との歩みを振り返る②〜パールの思い出その2〜

現在時刻は3:55。今日は6時間昼寝をした俺が完全に悪いのだが、ちっとも眠くならないのでこの前の続きを書こうと思う。前回が一昨日だから、我ながら悪くないペースというか、寧ろ頑張りすぎな気もするが、寝れないのだから仕方ない。


前回のブログ、思ったより多くの人が閲覧してくれたみたいでなんだか嬉しかった。やはり家に引きこもってると、たまには自己承認欲求を満ち満ちに満たしたくなるのだなと再認識。

せっかく読んでもらうのだから少しは良いものにしようと思いブログの上手な書き方なるサイトを読んでみたのだが、今思えばこんなサイトを読むことは没個性への第一歩に過ぎず、負け以外の何物でもない。

負けといえば思い出すのはTHEゲームの事であり、今この文字列を読んだ瞬間「負けたわ」と悔しがる大学同期には申し訳ない気持ちも湧くが、僕が思い出してしまった以上道連れになってもらうこととしよう。(THEゲームについて知らない人が大半だろうが、この任天堂のくだりが自分の中でひと段落したらいつかネタにするのでスルーしてほしい)


少し脱線したが、読んだサイトに話を戻そう。サイトには「書くときの対象をみんなにするな」と「いきなり本題に入るな」的なことが書いてあった気がする。(多分他にも色々書いてあったけど、途中で我に返って読むのをやめたからこの2つしか記憶にない)ただ、1つ目については今回のブログはマジで第四世代のポケモンをやったことある人にしかわからないだろうし、2つ目についてもこうして長々と前振りしてるし、問題はないだろう。むしろ言われずとも出来てたことなので、読んだ時には「自分には才能があるかもしれない」くらいに思った。昔から根拠のない自信を持つことと、自分を高く評価することだけは得意としてきただけあって、今回も例に漏れず得意げになっているところである。


ここから本題に入るが、先ほども言った通り、ポケモンをやったこと無い人にはピンと来ない話だろうし、やったことある人にとっても冗長であるため、余程暇でないのならここでブラウザを閉じて他のことをすることをオススメする。ここまで読んでくれた時点で閲覧数として記録に残るため、僕の自己承認欲求は満たされるし、時間も無駄にならない、win-winの関係とはこのことである。


それでは始めよう。今回は僕がパールを初めてクリアするまでに印象に残ってる事をダラダラと、ひたすらダラダラと書く、そーゆー回である。


-進化と期待はずれ-

さて前回ポッチャマと旅に出た僕だが、旅を初めて最初のビッグイベントはやはり御三家の進化だった気がする。クロガネ炭鉱で16レベを迎えたポッチャマは無事ポッタイシとなった。バトルが終わったあと突然画面が暗くなった時はバグったかと、セーブしてないトラウマを思い出しかけたが、それは僕にとって初めての進化だった。アニメで進化の演出は何度か見てきたが、自分で育てたポケモンが進化する感動はひとしおだった。そう、ポッタイシのルックスが微妙でなければ。

僕がポッチャマを選んだのはひとえに可愛かったからだ。大きくて丸い頭、可愛い顔立ち、ポンチョを羽織ってるみたいな胴体。なのに進化したらなんとも中途半端なペンギンが現れたのである。丸かった頭は首とひとつながりになり、謎のツノが生え嘴と一体化し、目つきは悪くなった。純粋無垢な少年が中学でひねくれてしまったのを目の当たりにした時のような残念さ、それ以上のがっかり感がそこにはあった。

ポッタイシが悪いのではない。御三家の第2形態というのはそもそも不遇なポジションなのである。可愛い第1形態からかっこいい第3形態へと進化する間とあって、可愛いともかっこいいとも言えない微妙なルックスになってしまう。これは仕方ないことなのである。ジュプトルが出来すぎてるだけなのだ。ハヤシガメを見てみろ、あいつだってゴツゴツメットと大差ないじゃないか。

だが、初進化が感動よりも微妙さが上回ったのは間違いない。ごめん、ポッタイシ


-トラウマ回 vsナタネ-

僕は昔から奇を衒う人間である。アニメ編でサトシがムックルを仲間にした瞬間、僕の中でムックルを捕まえる選択肢はなくなった。これがすべての過ちの始まりだったのだと、今では思う。


ヒョウタポッタイシでボコボコにした僕はハクタイの森を抜けてハクタイシティについた。この間にコリンクルクシオになったが、かっこいいなくらいにしか思っておらず、まさかこいつとシンオウを心中することになるなんて、この時は夢にも思わなかった。さて、そんな僕にハクタイジムで絶望が待っていた。ロズレイドである。今考えても、1個目のジムでは14レベのズガイドスが最強だったのに、突然22レベの、しかも2進化の最終形態を使ってくるのは流石にセコイだろあれ。

怒涛の8連敗。

初めてナタネに挑んだ時はポッタイシが唯一レベル20を超えているだけで、あとは10レベル台だったため、冷静になれば当たり前の結果ではあるのだが、小1の僕にはあまりに厳しい現実過ぎた。ポッタイシのつつくでなんとか頑張るものの、ロズレイドのマジカルリーフでポッタイシを沈められ、半分まで削っても絶望のキズぐすり。当時は泣きながらナタネにお金を払い続け、ついには持ち金が底を尽きた記憶がある。今の僕を性格が悪いと非難する人がいるが、もし仮にそうだとしたら、多分このナタネが僕の性格を捻じ曲げた一人なのだと本気で思う。

僕がナタネに取った作戦はナエトルチェリンボルクシオで倒す、ロズレイドを出来る限りルクシオで削る、倒れたらポッタイシで頑張る。というものだった。 少し考えれば分かることだが、この戦法で負け続けるとルクシオのレベルだけがイタズラに上がる。結果としてルクシオが強くなり過ぎたために、ナタネに勝った時にはポッタイシの出番はなかった。

この時僕は冗談抜きで「こいつが最強ポケモンなのだ」とそう思った。これ以来僕はポッタイシを使うのをやめ、全ての戦闘においてルクシオレントラー)で戦うこととなる。

最初にムックルさえ捕まえておけばナタネに苦戦することも、こんなアホな思考に至ることもなかったのだろう。


-トラウマ回その2 vsキクノ-

ナタネの次に急にキクノかよ、と思った人も多かろう。(キクノは二人目の四天王)

なぜならナタネ戦以降、本当にレントラー以外使わなかった僕にとってこのあとキクノまではノンストップだったからである。それもそのはずだ、記憶してる限り、スモモ戦(一番強いのがルカリオ30レベ)の時点で42レベでパルキア戦(47レベ)の時には65レベまで育っていたのだ。全てをレベル差でねじ伏せてきたのである。デンジのエースである49レベのレントラーに対して67レベのレントラーを出した時の優越感と言ったらこの上なかった。


だが、不利属性、しかもこちらの電気技が無効となると話は変わってくる。

この時僕はポケモンリーグは負けてもやり直せるということを知らなかった。サトシがリーグで負けたらそこでその地方の話がひと段落だったからだ。負けたら終わり。それがポケモンリーグだと思っていた。

やり直しがきかない(と勝手に思っていた)僕が取った戦法は、戦う前にレポート書いておき、レントラー出す、ひたすら噛み砕く打つ、レントラーが倒れたら他のポケモンを生贄で出す、そいつが倒されるあいだにレントラーを回復させる、レントラー出す…をひたすら繰り返して全滅したら電源を消すというなんともチンパンなものだった。本当にキクノ戦は何回ぶち消したかわからない。あの時も泣きながら戦ってた気がする。とにかくカバルドン(54レベ)が硬くて、じしんが強かったこと、レントラー以外の手持ちがポッタイシとリオルとトゲピービーダルゴルバットだったことは覚えている。

最後は噛み砕くを急所に当ててなんとか沈めたが、この時になってようやく、僕はレントラーが実は強くないことに気がついたのだ。だってそうだろ。70レベにもなってほうでんと噛み砕くとかみなりのキバくらいしかまともな攻撃技覚えないんだもん。あいつ弱いよ。


とにかく、ポケモンリーグで一番強かったのは間違いなくキクノだったし、キクノ以降は運も味方してか、そこまで苦戦せずに、気づいたら呆気なく僕はシンオウ地方のチャンピオンになっていた。ポケモンリーグ初回制覇メンバーにリオルとトゲピーをレベル1のまま入れていたのは後にも先にも僕だけなのでは無いだろうか。


以上が今思い出せる僕のパールの思い出である。お付き合いいただきありがとうございます。

感想としては何より疲れた。気づけば2時間も経っている。何をしていたんだろう俺は。なぜ初めてのブログで14年も前の記憶を呼び起こしてひたすら書くなんてことをしようと思ったのだろう。そんな気持ちに襲われる。

ただ、まぁ懐かしさに浸りながら文章を書くのはそこそこ楽しかった。またパールを初めからやり直そうかな。そんで次はちゃんとポッタイシも愛してあげよう。多分ヒコザル選ぶけど。